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日本の伝統の「組み飴」を新しいコミュニケーションツールに。オリジナルキャンディー製作まいあめ

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デザインをつくる「コツ」

組み飴をオリジナルデザインでオーダーできる「まいあめ」。
いざつくろうと思うとどのようなデザインにしようか、どんなデザインなら小さな飴にできるのか、悩まれる方も多いのではないでしょうか。

普段、飴のデザインを担当している私が、
飴のデザインを考えるにあたって気をつけている2 つのポイントを紹介していきたいと思います。

これまでにまいあめでは、地域のキャラクターや会社のロゴ、メッセージ、似顔絵などたくさんのデザインの飴を作成してきました。

デザインをいただいた際に、まず注目するポイントが、
【実際に「2センチ」の円の中にペンで書くことができるか。】です。

例えば2センチの円の中に「キャラクター」や「文字」をかこうと思うと、
キャラクターの全身や、文字をたくさん書くことは難しいことが分かるかと思います。
このように、実際に組み飴の実寸(2センチ)でデザインを考えてみることによって、おおよそのデザインの基準がみえてきます。

ペンでデザインが潰れてしまうということは、組み飴でも同じく「潰れて見えなくなってしまう」ということになります。

そう考えていくと、文字であれば、
横一列に「アルファベット…7文字」「ひらがな・カタカナ…4文字」「漢字…2文字」程度。

キャラクターは「上半身まで」が基本となります。

それ以上になると、デザインが小さくなったり、潰れてしまって認識できなくなってしまう可能性が出てきます。

また、キャラクターのデザインが丸いフォルムの場合や、顔や表情に特徴がある場合は、
飴いっぱいまで使ったデザインにすると、ひとつひとつのパーツが大きくなるためデザインをしっかり見せることができるのでオススメです。

もうひとつは、【デザインの中で一番重要なポイントを見つける】ことです。

組み飴は、印刷物とは違うため入れたいデザインを全てそのまま飴にできるとは限りません。

ご注文いただくお客様の、「このデザインだけは入れたい。」「この色を使いたい。」という想いや意図を汲み取ること。
また「このパーツがあれば、多少ゆがんでしまっても認識できる。」というポイントを見つけることで、
強調する点・簡略化できる点を見つけることができます。

上記のポイントを元に、実際にお客様からいただいたデザインで説明していきたいと思います。
デザインはこちら↓

このデザインの場合は、既に上半身のみのデザインですが、
実際に2センチにして考えてみると「手」や「よれた服の部分」がかなり細かくなってしまう事に気付くことができます。
また、このキャラクターのポイントとなるのが「顔のメイクと表情」です。

これらをふまえて修正したデザインと完成品がこちら↓

 
細かくなってしまう手より下の部分は省略し、顔から胸までのデザインに修正します。
すると、胴体の範囲が狭くなる分、顔の割合を大きくすることができるので、表情やメイクを強調することができます。

また、背景の集中線のようなデザインは組み飴で再現することが難しいため、
飴の外まきのしましまで表現することになりました。

完成した飴を見ると、多少の歪みが出てしまっていても特徴的なメイクと表情がしっかり表現されており、
光に透かすとキラキラする背景がとても雰囲気のある飴になったかと思います。

文字やロゴマークの場合でも気をつけるポイントは同じです。

こちらのロゴマークは、文字数やサイズは特に問題がなく、一見難しいデザインには見えません。
ところが組み飴の製法上、交差する線を表現することが難しく、文字の背景の色を途中で切り替えることができません。

このロゴにとって「水色」は大事なポイントですが、
このままでは文字と交わる水色の背景同士がうまく繋がらず、歪みの原因にもなってしまう可能性があります。

この問題を修正したデザインと完成品がこちら↓

ロゴマークのポイントである「水色」は背景には使用せず、飴の外巻きに使用することによって、
ロゴマークのイメージを大きく変えることなく、飴で再現することができました。

【実際に「2センチ」の中に入れることを意識すること】
【デザインの中で重要なポイント(特徴)を見つけること】
この2つのポイントについて、デザインに困っている方の少しでも参考に、
また、飴のデザインについて少しでも知っていただければと思い、色々と説明をさせていただきました。

しかし、あまり難しく考える必要はありません。
今回のポイントをどこかで意識しつつ、まずは軽い気持ちでデザインを楽しんでもらえればいいなと思います。

私自身もお客様と共に作成したデザインが、飴となって手元に戻ってくるワクワクを一緒に共有できることが楽しみの一つです。

これからも、お客様の希望に寄り添いつつ、
職人さんにとっても作りやすいデザインを作っていけるよう日々取り組んでいきたいと思いますので、
デザインについてわからないことや困ったことがございましたら、どんなことでもお気軽にご相談ください。

※「大阪芸術大学様」「株式会社ベーシック様」飴デザイン使用。